勉強できる習慣を利用する
勉強できる習慣を利用する
習慣は、最高の召使いか最悪の主人のいずれかである。
— ナサニエル・エモンズ —
習慣とは何か?
長い間繰り返し行ううちに、そうするのがきまりのようになったこと。
心理学で、学習によって後天的に獲得され、反復によって固定化された個人の行動様式。
(出典:Yahoo!辞書・大辞泉)
とあります
ここでは、上記の大体の意味に加えて、特別な考えや、心理的ストレスなしに行える日常の行動様式、つまり無意識に行えるようになった行動です。
なぜ習慣が勉強に役立つのか?
あなたはすべきテキストや問題集、もしくは、すべき仕事や家事などを行うときにストレスを感じ無いでしょうか。
おそらく全てのすべきことにおいて、ストレスを感じない人など皆無でしょう。
多くの人が「すべきこと」においてストレスを感じるのであれば、すべきことを行い結果を残す人とそうではない人との違いは、一体何でしょうか?
生まれ持った忍耐力と精神力の違いでしょうか?
そうではありません。
(もちろん忍耐力、精神力の言葉の定義によりますが……)
すべきことをするためには行動を計画し、環境を整え、繰り返し行うことで、心理的ストレスが限界まで小さくなるよう仕組み化、習慣化、無意識にあります。
つまり習慣を身につける利点は、(特に長期間で見ると)訓練、反復練習などから来る精神的な疲労を激減させる効果に、あると言えます。
素晴らしい結果を挙げている人は意識的、無意識的にかかわらず良い習慣を備えています。
ではどのようにすれば良い習慣を身につけることができるのでしょうか?
具体的方法を紹介します。
勉強できる習慣の具体的方法
目的(○○大学合格など)を達成するために良い習慣を身につける具体的なコツを挙げます。
- 目的を達成するのに効果的であろう身につけたい効果的な習慣を設定する
- その習慣を身につけるために予定を立てる(その習慣行動を予定に組み込む)
- 予定に記した通りの時間帯に実行に移す
- 習慣を継続する
例
合格したい大学の合格したい学科は英語が必須科目である→
過去の模試や学校の定期試験をおおまかに見直してみると、どうやら特に語彙力が不足しているようだ→
語彙力をつけようと考える→
眠る前に勉強すると暗記し易いと適していると聞いたことがあるので、寝る前の時間を暗記に当てたい→
私は毎晩1時頃に眠り7時30分過ぎに起床する。ぼーっとテレビを見ている時間など、後々考えてみると無駄にしていた時間を15分ほど調節して布団に入り、調整した15分勉強しよう→
では普段の勉強に加え、毎晩寝る前に15分と時間制限を設定し大体50程度の単語の見直しや暗記しよう
など。
勉強できる習慣化のコツ
勉強できる習慣化のための簡単なコツを3つあげます。
①大きな事から設定せずに小さなことを大事にすること。
たとえば上記の例で考えると毎日の睡眠時間がだいたい一定であるという前提をおいています。しかし毎日の睡眠時間が一定でない人もたくさんいるでしょう。そういう人は、まず目標として睡眠時間を設定したらよいでしょう。
もっと小さなことでもいいでしょう。1日の終わりに簡単な整理整頓を行う。使った参考書は元の位置にもどす。毎朝その日の簡単なノルマを設定する。など
②目的にある程度、合致しているかどうかの確認を行う。
この時、あまり時間をかけすぎる必要はありません。計画も同様です。おおまかの重要であろう幹の部分を設定すればよいでしょう。
③実行したら1週間後、1ヵ月後など自分の考える適切なサイクル時にフィードバックを行う。
(フィードバックとはある系の出力(結果)を入力(原因)側に戻すことをいう。ウィキペディアより引用)
つまり時間をおいて、本当に設定した目標や行った行動が正しかったか、予定は本当に実行できる適切な量であったか、を確認しろということです。
これを行わなければ間違った方向に進み続ける可能性があります。
どうでしょうか? もちろん、すべて上記の通りに行う必要はありません。
私には正解はわからないので(当然可能な限りの良い情報を提供してるつもりです)、
あなたが自らクリティカル(批判的)に考え、使える内容だけをつまんでもらえればよいと考えています。
周りにいる優秀な人たちは概ね上記に近い考え方をしているように思います。
あなたの周りはどうでしょうか?
もし、あなたが受験や資格取得、またこれからの人生において成功を収めたいなら、「習慣」という概念を身につけ
「習慣を利用する」ことを強くお勧めします。