英語の勉強法、プロセス2(文法)
英語の勉強法、プロセス2(文法)
英語の勉強において文法の勉強が軽視する人がいます。
文法の勉強をしなくとも、話せるようになると。
確かに、文法について個と細かく記憶しなくても、英語を話せるようにはなるでしょう。
私たち、日本人が文法を意識せずに日本語を話せているのですから。
しかし、何故文法を覚える必要が無かったのかというと、膨大な過剰学習の末、英語のルールを感覚的に、経験的に身に付けているからに過ぎません。
例えば、きちんとサッカーのルールを知らなくても、テレビを見る、(ルールが分かる人のもと)実際にサッカーを楽しみルールを破り、ペナルティを受けていけば、ルールを覚えます。
しかし、先にルールを知っておけば、サーカーをする時にペナルティを受けませんし、もしルールを勘違いしていても、一度間違えれば、強く記憶できます。
そして、言葉のルールの複雑さは、スポーツのルールどころではありません。
複雑なルールであるほど先に知っておくことが、実践した時に身に付き易くなります。
人は学習は、次のようなステップを踏むと考えられます。
- 初めての状態 無意識 無能
(どうしたらいいか分からず、できない) - 気づきの状態 有意識 無能
(どうしたらいいか分かるが、できない) - 練習の状態 有意識 有能
(どうしたらいいか分かっており、意識してできる) - 習得した状態 無意識 有能
(どうしたらいいか分かっており、無意識でできる)
文法を勉強していない段階では「初めての段階」ですが、勉強していれば「気づきの段階」の段階であるといえます。
そして「気づきの状態」からで意識して「練習の状態」を経て、完全にマスターできます。
文法は、
英語を話すために感覚的に身に付けたルールを、はっきり文字の形に示してくれています。
短時間で語学を習得するには、まず文法を理解、記憶することが効果的です。
文法の勉強方法
まず文法の基礎から勉強しましょう。
推奨する勉強法としては、重要な文法の基礎事項について全体を勉強します。
使う参考書、問題集としては、通読できる量の参考書を選びましょう。
(参考リンク:英文法の参考書、問題集)
そして、基礎事項を学んでから、英語の文章で読む、英作する、等により実践、反復し、使える文法を身に付けます。
時間がある方、希望する大学の過去問題に大量に文法問題がある方のみ、文法事項が網羅されている参考書、問題集を勉強して下さい。
参考書、問題集の解き方は、スピードとモニタリングを意識して勉強しましょう。
(参考リンク:問題集のやり方」
「受験合格のカギ「モニタリング」)
また、文法の参考書、問題集を勉強している時は、大きな視点を持ち全体像を把握しましょう。
分からなくなった時や勉強している途中などで、目次や勉強している章全体を確認し、何を勉強しいるのか、何を勉強しようとしているのかを確かめましょう。
文法事項の勉強は、当たり前にように感じ地味なものですが、地味なことをコツコツ勉強することが結果に繋がります。