数学の勉強法(実践)

基礎編

数学は「積み重ね」が大切だと説明しました。

良い点数を取るには、基礎的な知識を積み重ねるしかありません。遠回りのようですが、これが最短です。

数学の基礎的な知識とは、基礎的な計算力があるのか、基礎的な公式を暗記しているのか、その公式を利用し問題が解けるのか、です。

受験の場合、手計算で素早く解くことができなければ、いかに理解していても意味がありません。

解くのに時間がかかりすぎる。

計算ミスをする。

制限時間の中で行うためどうしても、計算力が必要です。

そして受験に対応する基礎的な計算力を身につけるためには、反復が必要です。

また、計算力を身につけると同時に教科書レベルの基礎知識を体系的に理解します。

体系的にまとまっている問題集を完全に理解できるよう、何度か反復することで、計算力、公式などの数学の基礎知識を身に付けることがきます。

基礎力が身につく問題集、参考書としては、次に紹介するものから1つのシリーズ(1A,2B,3C)をやり抜いて下さい。(文系の方はテストの範囲、センターで使う場合、1A,2Bを頑張りましょう)

高校これでわかる数学I+A―基礎からのシグマベスト (シグマベスト)

基礎と演習数学I+A―新課程 (チャート式)

他の参考書を使用する場合は、数学のオススメ参考書/問題集を参考にして下さい。(数学が得意! という方は青チャートや黄色チャート、さらに自身がある人なら1対1をしましょう)

紹介した参考書のシリーズを、「問題集のやり方」/「受験合格のカギ「モニタリング」を参考にやり抜いて下さい。

数学で重要なのが、目次や章を確認することです。

今どの単元を勉強しているか、どこまで分かっているか、何が分かっていないか

を意識しましょう。

分かっている問題を何度も解く必要はありませんので、チェックしておきます。

上記の参考書の1シリーズを通すことができた時点で、センターの過去問を4年分、またはセンター用の問題集を解いておけば、センター試験8割の知識は十分に確保できています。

基礎力の確認としてZ会 数学基礎問題集 数学I・Aをお勧めします。

この段階で、志望大学の過去問題を解いておきましょう。

(過去問に関してはあらかじめ早めに確認しておきましょう。過去問は直前ではなく余裕をもって

志望大学の過去問題がまだまだ難しいという人は、次の段階に入ります。

 

応用編

応用編の注意点としては、基礎編を確実に勉強した場合のみ、ということを忘れないで下さい。

応用編の問題集です。

1対1対応の演習/数学I―大学への数学 (1対1シリーズ)
(計6冊で1シリーズです。)
(計6冊で1シリーズです。)

紹介した参考書のシリーズを、「問題集のやり方」/「受験合格のカギ「モニタリング」を基本として、勉強しましょう。

問題点は6冊全てができる時間が無いという可能性があります。

この場合は、過去問題から推測して、どの部分を中心的に勉強するのか絞っていきましょう。

例えば、数3Cに絞るなどの方法が取れると思います。

数学は努力が直結しますので、地道に続けましょう!