記憶のキオク
記憶のキオク
範囲が広く量が多い受験勉強に役立つ、人間の脳の機能、「記憶のキオク」である「メタ記憶」を説明します。
メタ記憶とは、記憶そのものについて人間が持っている知識です。
例えば、一週間前に勉強した部分についてしたことは覚えているが思い出せない状態は、メタ記憶だけがある状態です。
問1 「犬」を英語で言ってください。
問2 「キリン」を英語で言ってください。
さて、どうでしょうか?
ほとんどの人は犬の英単語は分かったのに、キリンの英単語は分からない人もいたのではないでしょうか。
おそらく「犬の英単語が分かるけど、キリンの単語は分からないな」と思ったはずです。
「記憶自体」に対する、「覚えているか、覚えていないか」に対する記憶。
これがメタ記憶です。
メタ記憶を意識することは受験勉強に対して効果を発揮します。
なぜなら、分かる範囲を何度も勉強するのは時間の無駄ですし、また分からない範囲を勉強しなければ、テストの点数は伸びません。
何が分かるのか、何が分からないのか、モニタリングしながら勉強することが重要です。
ただ注意したいのは自分では覚えているつもりでも、実は覚えていない、ことがあります。
覚えているという思い込みや、受験勉強の勉強範囲は広いため頭の中でまとまらない場合です。
そのため覚えた部分、覚えていないた部分、理解した部分、理解できていない部分を、目に見える形で記録することが大切です。
「問題集のやり方」でも説明していますが、ノートや手帳などに目次や章、節ごとに、解けたか、解けなかったかを記録することで、現実と自分のメタ記憶とのギャップを埋めることができます。
ぜひ、実践してみて下さい。
(答え)犬:dog キリン:giraffe