英語の重要性
英語の重要性
外国語を知らない者は、自国語についても無知である。
–ゲーテ–
英語が苦手だ、という受験生の声を良く聞きます。
英語を軽視する人は、「私は日本からでないし」「海外で働く気は無い」と考えている人や、大人の方が「まだ国語(日本語)もろくに出来ていないのに、他の言葉を覚えるのは早い」と言うことを真に受けているからでしょう。
確かに、母国語の不完全な状態なのに、他の国の言葉を覚えるのは時期早々な気もするでしょう。
ただ、これからの時代は英語が話せない人には圧倒的に不利な時代です。
まず、少子高齢化のため日本の市場は間違いなく縮小傾向に向かいます。
そのため、これからも成長しなければならない企業は必然的に国外に出ていきます。そして、日本語しか話せない人材ではなく、世界で通用する英語を話せる人材を採用するでしょう。
実際2010年、パナソニックやユニクロなど日本の大手企業は積極的に外国人の雇用を行うというニュースが流れ、日本の大学生の就職難が深刻になる一方だと騒がれたりもしました。
しかし企業としては、優秀な人材を集め、企業の永続に努めるのは当たり前です。
そして、この傾向はどんどん加速するでしょう。
海外の優秀な人材、例えば韓国や中国の人材は二ヶ国語を話すのは当たり前で、その中で専門的知識を身につけている人材がたくさんいます。
つまり日本の大学生は世界の人材と比較され、選ばれることになります。
日本語しか話せず、特に他と勝負できる技術や知識などを身につけていない学生には、職が見つからない現実が近づいています。
そして、厳しい言い方をすれば、今まで努力をせず、必要な知識を身につけなかった日本の大学生の方に問題あったとなるでしょう。
英語が全く使えず、経済や工学などの特殊な技能を持たない文系の就職先はかなり厳しいものです。
もちろん、こうなったのは本人のせいだけではなく、周りの環境にもあります。
しかし、周りのせいだと泣いて叫んでも、だれも助けてくれないでしょう。
自分が望む世界にするには自分で努力して変えるしかありません。
英語が話せるということは、あなた自身の職業の自由を高めますし、これからの将来を真剣に考えるなら、絶対に身につけておくべき力です。
何かが出来る能力において、芸術やスポーツ、古典など、社会に出て活用できる機会が少ない場合がありますが、英語(または中国語など他の言語)はまず裏切りません。
(芸術やスポーツ、古典も重要ではありますが、短期的、直接的には効力が見えにくいため、英語を推奨しています。長期的、間接的には芸術や古典は大きな力を発揮します)
これは、暗い話だけのように聞こえますが、そうではありません。
外国語をマスターすることは、将来のチャンスや考える視野を広げることになります。
また母国語の理解を深めることにもつながるでしょう。
本当に自分の将来を幸せにすることを考えるなら、英語などの外国語の重要性を再認識し、トライしましょう。
将来に役立つ英語を身につけるために
受験まで1年半以上ある高校生や中学生
大学受験や高校受験に合わせて勉強するのも良いですが、少し余裕がある学生の方には違うアプローチで英語を楽しみながら勉強してみても良いと思います。
例えば、英語のマンガ。
「ヒカルの碁」などのような現代物で、文字数が多いものが、楽しみながら勉強できて良いかと思います。大きな本屋さんやアマゾンで探せば、逆輸入のマンガが見つかるかと思います。(やや、割高ですが)
ヒアリングの勉強が授業で不足している場合は、PCなどのアプリでの英語学習がお勧めです。
また、積極的にオンラインでの英会話学習を利用してみるのも手です。
英会話と言えば、サラリーマンなど社会人が積極的に習うイメージですが、実際、本当の英語力を身につけるには。やはり、話すことでしょう。
価格がお手頃で、内容が充実しているオンライン英会話の一つ紹介しておきます。中途半端に塾で習うより効果があるかもしれません。
興味がある人はご両親と相談してみましょう。
どんな内容か気になる人は、ネットで評判を調べるのがお勧めです。また他にも英会話は他にも習えるものがたくさんあるので、いろいろと自分で探してみましょう。
(「バリューイングリッシュ 評判」で検索)
受験生(高校3年生、浪人生)
現在受験生の人は受験まで時間があるわけではないので、まずは目標に大学受験に向けた勉強をしましょう。
大学受験の段階では、語彙やリーディングの基礎力が身につけるには十分ですし、決して無駄になりません。
おすすめなのは、大学に入ってから短期留学や英会話を習うことです。
4年間と言っても、あっという間です。楽しい時間はすぐにすぎるもの。
計画をきちんとしていないと、大学を卒業するまで、何も出来ないままになってしまうかもしれません。
ぜひ、大学生活の長い時間の中に、外国語を学ぶ時間を取り入れることを考えておいて下さい。将来に直結します。
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※2018/08/12リンク切れを確認