眠くて勉強できない時は?
眠くて勉強できない時は?
眠くて、眠くて、どうも勉強できない……。
眠気に襲われ勉強できない時はどうすればいいのでしょうか?
まず、眠気の原因を考えてみましょう。
睡眠不足からや悪習慣からの眠気であれば、睡眠の確保や習慣の改善が必要となります。
悪習慣の改善には、少し時間がかかりますが誰でも改善できます。
また、どんなに規則正しく生活しても眠くなる場合があります。
単に昼食後などの身体のリズムからくる眠気で、対処法をしっていると効率よく時間を過ごせます。
単純なことですが、あなたの受験勉強の時間を最大限、効率よく過ごすために知っておいて損はありません。
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睡眠不足や悪習慣からくる眠気
睡眠不足、悪習慣からくる眠気は対処が分かっていても難しいものです。
解決策は、6時間半は睡眠時間を確保する、朝9時前には必ず起きる、毎日一定の時刻に寝起きする、朝、昼、夕ときちんと三食とる、外に出る、など毎日普通を続けることで改善されます。
つまり、規則正しい生活を送ることで劇的に改善されます。
この誰でもできる「普通」を大切にするのが、勉強だけでなく健康にも大きく影響します。
また睡眠時間をキチンと確保しても、寝付けが悪い場合があるので、睡眠の質を上げる方法を挙げておきます。
睡眠の質を上げること
- 就寝前の入浴は、ぬるめのお湯(37度から39度程度)でゆっくりと。
(風邪には気をつけましょう) - ホットミルクを就寝前に飲む。
(お腹が弱い人は試験前などは気をつけて) - 軽い読書、音楽などリラックスできることを。
(自分にあったもので、あまり興奮しないものを。簡単な英文はどうでしょうか) - 睡眠の質を下げる行為を控える
睡眠の質を下げること
- 熱いお湯での入浴
- コーヒーや紅茶などカフェインを含む飲み物をとること
- 激しい運動
- 就寝前のタバコ
(タバコ含まれるニコチンは交感神経を刺激し睡眠を阻害します。ちなみに勉強中、眠くなるからといってタバコを吸わないように。脳にニコチンの成分が良くありません。ニコチンパワーなんてない) - 激しい?勉強
(難しい数学の問題などをガリガリ解いてると眠れなくなります。復習として、その日にやった勉強を軽く確認するか、英単語を読む程度にしましょう。睡眠前の暗記の定着は良いので、全く勉強しないのはもったいないです) - 就寝4時間前の仮眠
もちろん、全て完璧に実行する必要はありません。
睡眠の質を上げるための方法ですが、いちいち全てを実行しなきゃ、とストレスを感じるほうが眠れなくなりそうですし。参考にしてください。
昼食後に眠い場合
どんなに生活リズムがよくても眠くなる場合があります。昼食後などが特に眠くなるのではないでしょうか。
これは昼食後、消化のために血液が胃に集まり、脳への血液が少なくなるためです。また、食物を接収した後は血糖値が上がると、満腹中枢が刺激されることで睡眠物質が働き、眠くなります。
眠気を抑えるには様々な行動がありますが、勉強に適している対処法は、「眠る」ことです。文部科学省から、
正しい昼寝は作業効率を上げる
という調査結果があります。
身体が眠いと信号を出している訳ですから、そのまま勉強を続けても効率は下がります。そのため15分から20分ほど仮眠をとることで頭がスッキリします。
15分寝るとか器用なことできない、と思われるかもしれませんが、机の上などで寝ると案外出来ます。
注意点としては長く寝すぎないこと。
長く寝すぎた場合は、起きてから頭が働き出すのに時間がかかりますし、長く寝ると夜眠れなくなる、また習慣化してしまい、その時刻に眠くなるなど勉強の悪習慣になってしまいます。熟睡できない場所で寝るなど工夫しましょう。
30分以上仮眠をとることは控えてください。
さらに、お昼寝の効果を上げる方法があります。
睡眠の実験によって得られた結果では、仮眠などの前にコーヒー、紅茶などのカフェインを含んだ飲み物を飲むことで、仮眠を取るとスッキリ目覚めるデータが出ています。
カフェインの目覚めの効果は、カフェインを取ってから20分程して出始めるため、仮眠の時間とちょうど同じになるためです。
(カフェインの大量摂取は控えて下さい。薬局などで売っているものを購入するまでもありません。コーヒーや紅茶などで十分です)
その他の眠気
勉強内容が分からない、つまらないなどの場合も寝むくなるのではないでしょうか。
寝るのが眠気対策には良いのですが、寝てばかりいられません。
まずは、手を動かし書いてみましょう。
分からなくても、書く過程で頭が働き出します。
数学なら、テキトーでも使えそうな公式を書いてみる、数字にチェックをつける、物理なら単位を書いてみる、英語なら主語動詞で区切る線を入れる、その他の暗記ものならメモリーツリーを書いてみる、など。
あなたが大切だと思う部分をノートに写す、英語などの場合は声に出すなど、無理やり五感を使うことで、眠気を抑えることができます。
(参考リンク:五感を使い勉強しよう)
また常にメタ記憶を意識して、眠くなってきた場合(分からなくなってきた場合)、今どの範囲をやっているのか、目次などで確認しながら、今はこの単元をやっているな、これが良く分かってないな、と確認してみましょう。
(参考リンク:記憶のキオク)
考える方向を少しずらすと、眠気が収まります。