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勉強はイメージで記憶しよう

文字よりイメージが記憶に残る

脳が勉強したことを記憶するには、「繰り返し」しかありません。

しかし、受験勉強の暗記範囲は広く、その量も多いため、あなはた

「何十回も繰りかえすなんて、そんな時間無い!」

と思うでしょう。

その通りだと思います。学習の復習は必要ですが、それと同様に、いかに少ない回数の復習で暗記し、忘れにくくするかも重要です。

復習すると言って、ただ何も考えず書き写す、読むだけでは芸がありません。

繰り返しの量と、その「質」を良くする必要があります。

学習の質を上げるため、暗記のコツとして知ってもらいたいのは、

文字よりイメージ(絵)

ということです。

認知心理学などの記憶の実験で、文字よりも画像の方が覚え易いという結果が出ています。これは脳で言語とイメージの両方で記憶して、覚えるためだとされています。

実際に心理学の実験では、単語を覚えるときに単純に書き写すグループと、その単語をイメージしながら書き写すグループに分けたところ、イメージしたグループの方が、単語を多く記憶していたという実験結果があります。

覚え易い 絵(具体的な物)>具象語>抽象語 覚えにくい

経験的にも、英単語を覚えるとき名詞は覚え易いのに、動詞や前置詞の多く入った熟語が覚え難いことがないでしょうか?

リンゴ=apple

などは覚え易くても、抽象的な単語になると、その単語のイメージが分からず覚えづらかったり、英文を訳すときにうまく使えない場合などが出てきます。

英単語や歴史、地理の暗記にも、できるだけイメージを連想し暗記するほうが良いですし、数学や物理などの理数系科目については、公式などを覚え易いだけでなく、「理解」にも直結します。

何も考えず文字を追うだけでは眠くなってしまうので、できるだけ、意識してイメージしましょう。

具体的なイメージについて、例をあげます。


[例:英語]

英単語を覚えるとき対応する日本語をそのまま覚えるより、イメージを意識しましょう。日本語を話しているときは、単語の細かな意味など気にしていないはずです。日本語とイメージが直結しているからです。

リンゴのイメージ

リンゴのイメージ

日本語がネイティブの人:文章、単語(英語)→日本語 →意味(イメージ)

英語がネイティブの人 :文章、単語(英語)→意味(イメージ)


英単語を覚えるときは、できるだけ個々の単語のイメージを想像しながら発音して覚えましょう。


・apple
[名詞]
意味:リンゴ

リンゴ


・small
[形容詞]
意味:小さい

小さい


・company
[名詞](語源:com 一緒に pany パンを食べる人)
[イメージ]食事を囲む人が一緒にいる
意味:同席、仲間、会社 など

パン

カンパニー


・run
[動詞]
[イメージ]何かがある方向に途切れることなく連続的に動く
(NHKイメージ英単語帳より抜粋)
意味:(人、動物が)走る、(川が)流れる、経営する など

走るイメージ

繰り返しになりますが常にイメージを意識し、うまく単語を覚えましょう。

英文を読むときも同様に、日本語に訳す、というのではなく、そのイメージを浮かべましょう。

She runs a small company.

訳:彼女は小さな会社を経営している。(イメージしてみましょう)


[例:物理]

物理は現実の現象を数式で表現しているため、いかに数字、公式からイメージを読み取るかが大切です。(イメージせずに暗記してるなんてことはないでしょうが、確認のためにこれも例を示します)

例えば万有引力の法則。

ニュートンは落下するリンゴを見て万有引力を発見した、なんてのは有名ですよね。

まずは数式を見てみましょう。

万有引力

万有引力

F は有引力の大きさ、M 、m は物体の質量、r は物体間の距離です。

G は万有引力定数と呼ばれる比例定数で、この式のバランスをとるための決まっている値です。これは一つの式に質量や距離、大きさといった様々な単位が入っているため、単位をまとめています。

この表現していることは、

すべての物体は互いに引き合う。その力の大きさは引き合う物体の質量の積に比例し、距離の2乗に反比例する

ということです。イメージできましたか?

すべての物体は互いに引き合う(引力は引っ張り合う力

重力

引っ張り合う力は、引き合う物体の質量が大きいほど強い(強さは積に比例)

重力

引っ張り合う力は、引き合う物体の距離が離れるほど弱い(弱さは2乗に反比例)

重力

これは実際にも経験していることですよね。

リンゴは地球に引っ張られて木の枝から下に落ちます。
月も地球に引っ張られますが、太陽や他の天体にも引っ張られ、絶妙なバランスでグルグルまわっています。

人とリンゴでも引力はありますが、地球と比べるとはるかに小さいので、引き合う力も小さいのです。

人間はリンゴに引っ張られませんが、地球には引っ張られますよね。(ジャンプしても下に落ちる)

できるだけ公式をイメージして覚えましょう。

(注:実はニュートンの万有引力の法則は近似であって本当に正しい理論ではありません。気になる人は、ウィキペディア(Wikipedia)で「万有引力」を検索してみてください。しかし、物理の本当にすばらしい部分は物事を簡単化して近似する部分にあると考えています)

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